Looker Studio(旧 Google データポータル)
よみ: るっかーすたじお
Google が無償で提供している、データをグラフや表にして見やすくまとめる「ダッシュボード作成ツール」。GA4(アクセス解析)、Search Console(検索順位分析)、Google 広告はもちろんのこと、BigQuery(ビッグデータ解析ツール)やスプレッドシート、さらにはサードパーティ(Facebook 広告や Salesforce などの外部ツール)のデータまで連携して、1 つの画面で可視化できる。2022 年に「Google データポータル」から名称変更されたが、現場や古いマニュアルでは旧名で呼ばれることも多々ある。
最大の特徴:「作業」をゼロにし、「解釈」の時間を生み出す魔法
最大の使いどころは、毎月・毎四半期に発生する「レポート作成業務の完全自動化」。一度ダッシュボードを作り込んでしまえばデータは自動更新されるため、Excel に数字をコピペしてグラフを作るような作業コストが吹き飛ぶ。これにより、Web 担当者は「数字をまとめる」作業から解放され、「なぜ数字が落ちたのかを解釈し、次の一手を考える」という本来の仕事に時間を使えるようになる。
現場でよく作る鉄板のダッシュボード例
テンプレートを社内や制作業者と共有し、見るべき数字を標準化(全員が同じ指標を見る状態)する。
- KPI サマリ:KGI / KPI(最終目標と中間指標)の進捗をパッと見の 1 枚で把握。
- チャネル別の流入と CV:検索・SNS・広告など、どの経路から CV(コンバージョン)(成果)が発生しているかの比較。
- 主要ランディング別の流入と CV:ユーザーが最初に着地したページごとの成果比較(改善の優先順位をつけるため)。
- Search Console + GA4 連携:「どんなキーワードで検索され」→「サイト内でどう動き」→「成果に繋がったか」の一連の流れの可視化。
- 期間比較:前月比・前年比でのトレンド把握。
現場でよくある「落とし穴」
便利すぎるがゆえに、データの取り扱いや権限管理で足元をすくわれる。
- 「見て満足」のダッシュボード・メタボ:あれもこれもと無駄にグラフを作りすぎた結果、情報過多で誰も見なくなり、本来の目的である「次の一手の議論」が省略されてしまう。
- 属人化と「オーナー権限」の消失:担当者が個人の Google アカウントで作成してしまい、退職時にアカウントごと削除され、全社のレポートが突然閲覧不能になる(必ず会社の共通アカウントで作成・管理すること)。また、制作業者のアカウントで作られたダッシュボードに依存し、契約終了と同時にデータを人質に取られたり消滅したりする。
- データの罠(計算ミスと遅延):ツール上で組んだ独自の計算式が間違っており、誤った数字のまま経営会議で報告して大恥をかく。また、連携元のデータソースの更新が遅延していることに気付かず、古い数字のまま「今月は調子が悪い」と誤った判断を下してしまう。
言葉をよく利用する人
- アクセス解析担当
- マーケター
- SEO 担当者
- Web 担当者(発注側)
- 広告運用者
会話上での使用例
業者から月次レポートのテンプレを提供される場面
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業者ディレクター
月次レポートはLooker Studioで自動化したテンプレートを共有しますね。
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Web 担当者
助かります。一点お願いがあって、データソースの権限を弊社の Google アカウントでも持てるようにしていただけますか。契約が終わったときにダッシュボードごと消えてしまうと困るので。あと、テンプレを自分たちでも調整できるよう編集権限もいただけると安心です。
経営層向けレポートの手作業をやめたいと相談される場面
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マーケター
経営層向けのレポート、毎月手で作っていて結構な手間なんです。
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アクセス解析担当
それならLooker Studioで自動化できますよ。KPI サマリとチャネル別の CV、競合との比較を一枚にまとめて、月初に PDF を自動で配信する設定にしましょう。GA4 と Search Console と広告を連携させておけば、あとは数字を見て解釈する時間に回せます。