用語集さ行

セッション

GA4などのアクセス解析ツールにおいて、ユーザーが「サイトを訪問してから離脱するまでの一連の行動」をまとめた単位(訪問回数)のことです。デフォルトでは「30 分間何も操作しない」とセッションが切れ、次に操作した時に新しいセッションとしてカウントされます。(※旧 UA と違い、GA4 では夜中の 0 時をまたいでもセッションは切れません)

運用の勘所:「ユーザー」「セッション」「PV」の違い

実店舗に例えると分かりやすくなります。

  • ユーザー数:お店に来た「お客さんの数」(同じ人が 2 回来ても「1」)
  • セッション数:お店への「来店回数」(同じ人が 2 回来たら「2」)
  • PV(ページビュー)数:お店で「見られた商品の数」

成果率(CVR)を計算する際、分母を「ユーザー」にするか「セッション」にするかで数字が大きく変わります。社内で「どの指標を基準にするか」を統一しておくことが運用上の基礎です。

実務で意識する GA4 の特性と落とし穴

  • 関係者のアクセスを除外する:自社の社員や制作会社のアクセス(社内 IP)を除外しないと、セッション数が水増しされて正しい分析ができません。
  • パラメータ(UTM)の設定漏れ:メルマガや SNS に貼る URL に計測用のタグ(UTM パラメータ)をつけ忘れると、どこから来たセッションなのか分からなくなります。
  • Cookie 同意の影響:近年はユーザーがデータ取得(Cookie)を拒否できるため、実際の訪問回数よりもセッション数が少なく計測される(欠落する)前提を持っておく必要があります。

言葉をよく利用する人

  • アクセス解析担当
  • マーケター
  • 広告運用者
  • SEO 担当者
  • Web 担当者(発注側)

会話上での使用例

CVRの計算で分母をどれにするか社内で合意したい場面

  • マーケター
    CVRを出すときの分母はセッションでいいんですよね。
  • アクセス解析担当
    本書もセッションを分母に置いていますが、社内ではユーザー数やPVで計算している人もいて、前提がばらばらなことがよくあります。次の会議で、経営層も含めて分母をどれに揃えるか合意してしまいましょう。そこがそろわないと数字が比較できないので。

広告とオーガニックでセッションが重複して数えられている気がする場面

  • Web担当者
    広告経由とオーガニックで、同じ人のセッションが二重に数えられている気がするんです。
  • アクセス解析担当
    リターゲ広告をクリックした時点でセッションが切れて、新しい参照元としてGA4に記録されている可能性があります。一定時間内のリターゲは元のセッションを続ける設定に変えるか、Looker Studioでユーザー単位の合計も併せて見るようにすると実態がつかめますよ。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 6-5 アクセス解析の罠