用語集は行

パンくず

「トップ > サービス > プラン > 個人向け」のように、現在ページが上位階層のどこにあるかを示す補助ナビゲーションです。童話「ヘンゼルとグレーテル」のパンくずが由来です。サイトの深い階層にいるユーザーが、上位階層へ戻ったり周辺ページへ移動したりする経路として機能します。

実務での鉄則(SEO と UI の両立)

ユーザビリティ向上だけでなく、内部 SEOの標準実装としても重要です。検索エンジンがサイト構造を正しく読み取れるよう、エンジニアにJSON-LD(検索エンジンに情報を伝えるための裏側のコード)BreadcrumbList構造化データをマークアップしてもらうのが現在の定石です。

実務での確認ポイント(公開前のチェックリスト)

  • 設計との一致:カテゴリや記事の階層が、実際のサイトマップ(情報設計(IA))とズレていないか。
  • 見た目と裏側の一致:画面上の HTML 表示と、裏側のコード(JSON-LD)で指定している階層が完全に一致しているか。
  • スマホでの操作性:文字やタップ範囲が小さすぎないか。長すぎて複数行に折り返し、画面を圧迫していないか。
  • エラーの監視:公開後、Search Consoleの「パンくずリスト」レポートでエラーが出ていないか。

実務での落とし穴(よくある失敗例)

  • 現在ページのリンク化:担当者やエンジニアが意外と見落としがちな罠です。一番末尾の「現在見ているページ」までリンクになっており、クリックすると「自分自身に再読み込みで飛ぶだけ」という無意味な挙動になっているケース。
  • 更新漏れ:サイト改修でページの所属カテゴリが変わったのに、パンくずの記述だけ古いまま放置されていること。裏側のコード(position 連番など)が崩れ、SEO エラーの原因になります。

言葉をよく利用する人

  • コーダー / フロントエンドエンジニア
  • SEO 担当者
  • Web 担当者(発注側)
  • デザイナー

会話上での使用例

業者からパンくずは不要では、と提案された場面

  • 業者ディレクター
    グローバルナビが充実しているので、パンくずはなくてもいいんじゃないでしょうか。
  • Web 担当者
    内部 SEO の標準なので入れてほしいです。BreadcrumbList の構造化データも JSON-LD で実装して、Search Console のレポートにも反映されるようにしたいです。
  • 業者ディレクター
    了解しました。画面に出すパンくずと JSON-LD の階層がずれないように合わせて実装します。

Search Console にパンくずのエラーが出た場面

  • SEO 担当者
    Search Console のパンくずリストのレポートで、エラーが50件出ています。
  • Web 担当者
    パンくずの JSON-LD で position の連番が崩れている可能性が高いです。まずエラーになっている URL を1件、リッチリザルトテストにかけて症状を確認してから、業者に修正を依頼しましょう。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 2-5 情報設計とゴールデンルート