コーディング
デザインカンプ(カンプ / デザインカンプ)(完成見本の画像)をもとに HTML / CSS / JavaScript を書き起こし、ブラウザで実際に動く Web ページに仕上げる作業です。デザインの忠実な再現だけでなく、スマホ対応(レスポンシブ)、アクセシビリティ(誰もが使いやすい設計)、表示速度、SEOの基礎設定などを両立させる重要な工程です。
Web担当者の正しい立ち位置(検収のコツ)
発注側の担当者にとって大切なのは、具体的なコードの実装には踏み込まず、「納品物の品質チェック」に徹することです。コードを直接いじるとかえって事故を起こしやすいため、以下のポイントで確認すれば十分です。
- Lighthouse スコア:Google の無料ツールでページの速度や SEO の基本をチェック(Lighthouse)。
- 実機・ブラウザ確認:実際のスマホや PC の代表的なブラウザで表示崩れがないか見る。
- CV 経路テスト:お問い合わせや購入(コンバージョン(CV))までの導線が正しく動くかテストする。
担当者が「触っていい範囲」と「ダメな範囲」
- 【OK】触っても安全な範囲:CMS(WordPressなど)の管理画面からのテキスト・画像差し替え、文字色レベルの小さな CSS 調整、簡単な HTML タグ(
<p>段落、<a>リンク、<strong>強調)の追加。 - 【NG】業者に依頼すべき範囲:クラス(class)名の変更、レイアウト構造の変更、JavaScript の編集など。「ちょっとだけ」と思って触ると、スマホ表示が崩れる、計測タグが消えるなどの大事故に繋がります。
初心者が陥りやすい罠(落とし穴)
- CMS 更新でのルール無視:見出しの階層を勝手に変えたり、過剰な装飾を追加してサイト全体の統一感を崩してしまう。
- 雑な編集によるシステム破壊:HTML を直接編集して SEO の基本設定(meta / OGP など)を消してしまったり、計測タグや構造化データを壊してしまう。
- CSS の !important 多用:無理やりデザインを変えようとして !important(最優先の命令)を多用し、後から誰もメンテナンスできないコード(保守不能)にしてしまう。
言葉をよく利用する人
- コーダー / フロントエンドエンジニア
- Web 担当者(発注側)
- デザイナー
- ディレクター
会話上での使用例
ボタンの色だけ自分で直していいか、ディレクターに確認する場面
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Web担当者
ボタンの色を1箇所だけ変えたいんですが、コーディングを直接いじってしまっていいですか。
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ディレクター
そこはCMS経由か、こちら業者経由でやらせてください。CSSを直接触ると、思わぬ箇所に影響が出たり、色の管理がバラバラになったりしがちなんです。色を変数で一括管理する作りにしておけば、1箇所変えるだけで全体に反映できますよ。
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Web担当者
分かりました。じゃあ変数で管理する形にしてもらえると助かります。
納品されたページがスマホ実機で崩れていた場面
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Web担当者
実機のスマホで見ると、料金表が縦並びになってカラムの幅が崩れています。確認してもらえますか。
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コーダー
失礼しました。メディアクエリのコーディングでブレイクポイントの設定にミスがありました。テスト環境のブラウザでは再現しなくて、特定の端末でだけ出る問題でした。修正版をすぐ反映します。