用語集A〜Z

RTB(Real-Time Bidding / リアルタイム入札)

よみ: アールティービー

ユーザーが Web サイトを開き、広告枠が表示されるまでの「わずか 0.1 秒」の間に、複数の広告主が裏側で瞬時に入札を行い、勝者の広告が表示される仕組みです。Google や Yahoo! などのディスプレイ広告をはじめ、運用型広告の根幹を支える技術概念です。

実務での向き合い方:入札戦略の前提を知る

Web 担当者にとっては、運用型広告の「入札戦略」や「予算管理」を理解するための大前提となります。現在の広告運用は AI による「自動入札(コンバージョン最大化、目標 CPA など)」が主流ですが、これらもすべて「裏側で RTB(瞬時のオークション)が行われている」という前提で動いています。仕組みを知ることで、業者任せにせず「自社はどの入札戦略を選ぶべきか」を判断できるようになります。

※【運用のセオリー】一昔前は「最初は手動入札でデータを溜める」と言われましたが、現在は AI の精度が高いため、初動から目的に合った自動入札を設定し、システムに学習させるのが現在の主流(安全)です。

現場で陥りやすい「落とし穴」

最も多い勘違いは、「入札単価(お金)を高く設定した企業が必ず勝つ」と思い込んでしまうことです。実際のリアルタイムオークション(および検索広告のオークション)では、以下の掛け算で勝者が決まります。

実際の掲載順位 = 入札単価 × 品質スコア

お金だけでなく、品質スコア(広告と LP の整合性、読み込み速度、ユーザーとの関連性)」も同等以上に重要です。予算がないからと諦めるのではなく、LP の改善などで品質を高めることが、RTB を勝ち抜く大きな武器になります。

言葉をよく利用する人

  • 広告運用者
  • マーケター
  • Web 担当者(発注側)

会話上での使用例

入札単価を上げないと表示されないと相談を受け、別の改善策を示す場面

  • 広告運用者
    入札単価を上げないと、なかなか表示されないんですよね。
  • Web担当者(発注側)
    RTBでは掲載順位が入札単価と品質スコアの掛け算で決まります。お金だけでなく、LPとの整合やページ速度を改善するだけでも順位が上がるので、そちらも試してみませんか。
  • 広告運用者
    なるほど、品質側でも戦えるんですね。LPを見直してみます。

自動入札か手動入札かで迷うマーケターに、現在のセオリーを伝える場面

  • マーケター
    自動入札と手動入札、どちらで始めるのがいいんでしょう。
  • Web担当者(発注側)
    今はRTBの自動入札の精度が高いので、初動から目的に合った自動入札を設定して、システムに学習させるのが主流です。一昔前の手動で溜める方式は、もう前提が変わっています。
  • マーケター
    そうなんですね。では最初から自動入札でいきましょう。

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 7-3 広告運用の基礎