PPC 広告
Pay Per Click の略。広告が「画面に表示された回数」ではなく、「ユーザーにクリックされた回数」に応じて費用が発生する広告形式です。Google のリスティング広告(リスティング広告 / 検索広告)(検索連動型広告)や SNS 広告などで広く使われており、表示回数で課金される CPM(インプレッション課金) と並ぶ、運用型広告の最も基本的な課金方式です。
運用の要点:勝負の分かれ目は「クリック後の整合性」
Web 担当者にとっては、広告を配信する際の入札方式として必ず関わります。CPC(1 クリックあたりの単価)を安く抑えつつ、クリックした後の CVR(成約率)を上げるのが運用の大原則です。
現場で絶対に押さえておくべきなのは、PPC 広告は「広告のクリエイティブ(バナーや文言)」と「飛び先の LP(ランディングページ)」の内容が完全に一致していなければならないという点です。ここがズレていると、ユーザーにクリックされても LP で即離脱され、チャリンチャリンと無駄なクリック課金だけが吸い取られていきます。
実務において、CTR(クリック率)は上がっているのに CV(コンバージョン)(購入や問い合わせ等の成果)が増えないときは、広告文をいじるのではなく「クリック後の LP の内容が、広告の期待値に応えられているか」を真っ先に見直すのがプロの定石です。
現場でよくある「落とし穴」
「とにかくクリックさせれば勝ち」という思考は、会社のお金をドブに捨てます。
- 「釣り広告」が招く、予算瞬殺の悲劇:クリック率を上げたい一心で、広告の文言に「今だけ全部無料!」「衝撃の裏技!」といった過激なキャッチコピー(いわゆる釣り広告)を設定してしまう。興味を持ったユーザーからの大量のクリックは集まりますが、飛び先の LP には当然そんなうまい話は書かれていないため、「騙された!」とユーザーは 1 秒で離脱します。しかし PPC 広告のシステム上、「無意味なクリック」にもすべて課金されるため、数時間で数十万円の広告予算が跡形もなく溶けて消え去ります。PPC 広告において、クリック数の増加と、最終的な CV(売上)の増加はイコールではないことを骨の髄まで理解する必要があります。
言葉をよく利用する人
- 広告運用者
- マーケター
- Web 担当者(発注側)
会話上での使用例
CTRは上がったのにCVが増えないと相談を受け、見直し箇所を伝える場面
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広告運用者
CTRは上がっているんですが、CVが全然増えないんです。
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Web担当者(発注側)
PPC広告はクリックした後の整合が肝なので、まずはクリック後のLPを見直しましょう。広告とLPの訴求がずれていないか、Lesson 4-2と5-2で再点検するといいです。
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広告運用者
たしかにLP側を見ていませんでした。さっそく確認します。
PPCの予算を追加したいと相談され、追加前の確認を促す場面
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マーケター
PPCの予算を追加したいんですが、いけますか。
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Web担当者(発注側)
PPC広告の予算を増やす前に、今のCVRを確認させてください。CVRが低いまま予算だけ追加すると、広告費が無駄に消えてしまうので危険です。
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マーケター
なるほど、先に転換率を見るんですね。数字を出してもらえますか。