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ベンチマーク

業界標準・競合の指標を基準に、自社の立ち位置を測る手法。サイトでは月間 PV / セッション・主要キーワード順位・コンテンツ量・サイト速度・SNS フォロワ数・広告出稿量・被リンク数・更新頻度などを定点観測する。「自社の数字 1 つだけ」を追いかけても市場全体の伸び縮みに気付けないので、競合相対で見るのが本書の流儀。

本書のスタンス(Lesson 2-2)は「サイト企画段階で直接競合 5 社をベンチマーク、リニューアル後も四半期に 1 回更新」。自社が伸びているかだけだと、市場が伸びている時に勘違いし、市場が縮んでいる時に過剰に責められる。競合相対で見る習慣が、KGI / KPI([[kgi]] / [[kpi]])の現実的な設定にも効く。

ツールと指標の組み合わせ:SimilarWeb(流入)・Ahrefs / Semrush(キーワード)・Wayback Machine(過去サイト)・PageSpeed Insights(速度)・各 SNS の公開数字(フォロワ・投稿頻度)。Lighthouse の SEO / アクセシビリティスコアもベンチマーク対象。スプレッドシートに「指標 5 列 × 競合数行」で並べ、月次 / 四半期で更新するのが定番。

落とし穴は、推定値を絶対値として社内共有、競合の単発バズり(一過性)を恒常値と勘違い、ベンチマークを取って満足し打ち手に繋げない、業界が違う有名サイトと比べて「うちはダメだ」と落ち込む、競合の数字を社内で煽って担当者を疲弊させる、ベンチマークだけ更新して KPI の見直しを行わない。

言葉をよく利用する人

  • マーケター
  • Web 担当者(発注側)
  • SEO 担当者
  • アクセス解析担当
  • 経営層

会話上での使用例

経営層から「うちのサイトの数字、業界比でどうなの」と聞かれた場面

  • 経営層
    うちのサイトの月間 PV、業界の中でどの位置にいるんだ
  • Web 担当者
    ベンチマーク取った直接競合 5 社の中で、上から 3 番目です。1 位の半分、4 位 / 5 位の 1.5 倍。SimilarWeb の推定値なので桁感の比較として見てください

リニューアル後の KPI を競合相対で設定する場面

  • マーケター
    次期 KPI、半年で月間 PV 倍増を目標にしたいんですが
  • Web 担当者
    競合ベンチマークで見ると、業界平均が同期間で 1.2 倍なので、PV 倍増は実現性低めです。同期間の業界伸び率 + 自社施策の差分 で +50% に設定する方が現実的かと

関連 Lesson(本書本文)

Lesson 2-2 ターゲットとステークホルダー